IntelliJとCIサービスを連携させるプラグインCIcloneを試してみた
大阪オフィスの小倉です。
IntelliJからCIサービスと連携できるCIcloneというプラグインを見つけたので試してみました。
CIサービスのログ確認や通知がIDEで行えるようになります。
2022/8/9 対応テストフレームワークが追加された為追記しました
概要
プラグインの機能としては以下が挙げられています。
- ビルド結果を通知
- ビルドログの参照
- 失敗したテストケースの確認(対応しているテストフレームワークである場合)
- テストコードへのジャンプと実行
現時点で対応しているサービスは、
- GitHub Actions
- Jenkins
- CircleCI
テストケースの抽出をサポートしているツールは、
- Gradle
- Maven
- JUnit
- PHPUnit
- sbt
- ScalaTest
- Jest (2022/8/9追加)
- Mocha (2022/8/9追加)
- Vitest (2022/8/9追加)
となっています。公式サイトには上記以外のツールも対応予定も記載されています。
※いずれも記事執筆時点(2022/8/1)の情報ですが、サポート対象は随時追加されているようなので、 最新情報は公式サイトを参照してください。
やってみた
今回はGitHub Actionsとの連携を試してみました。
その他の環境は以下の通りです。
環境 | バージョン |
---|---|
OS | macOS Monterey(12.3.1) |
IDE | IntelliJ IDEA 2021.3 (Ultimate Edition) |
Java | openjdk 13 2019-09-17 |
今回はGradle、JUnitを使って試してみました。
筆者にJava関連ツールの知識があまりないため、実行するコードは以下リポジトリのコードを利用させていただきました。
https://github.com/junit-team/junit5-samples/tree/r5.9.0/junit5-jupiter-starter-gradle
インストール
インストール方法はIDEから、「設定」->「プラグイン」->「Marketplace」をたどり、CIcloneを見つけてインストールします。
基本有償のプラグインの様ですが、今回はインストール時にトライアル利用を選択し、インストールを行いました。
IDEにGitHubアカウントを設定済みであったため、プラグインをインストールするだけで、GitHubActions用のウィンドウが自動的に追加されました。
CD/CIの実行
GitHubにコードをPushして、GitHubActionsを実行させます。
なお、GitHubActionsワークフローは以下をそのまま利用しました。
GitHubActionsの実行が完了すると、IDE内で完了通知を行ってくれます。
実行履歴は以下の様に表示されます。
失敗したテストがあれば、「失敗したテスト」欄で教えてくれます。
2022/8/9 追記
JavaScript系テストフレームワークの対応が追加されたので、Jestで確認してみました。
「失敗したテスト」欄で教えてくれます。
まとめ
CIサービスの通知、ログ確認までIDE内で完結できるのがありがたいと思いました。
Slack通知にするケースは多いと思いますが、そのままSlack眺めちゃうとかありがちなので。。。
サポート対象がどんどん追加されていっているようなので、これからもチェックしたいと思います。